ザリガニのうつ

ザリガニ

突然ですが、この前ザリガニについて興味深い実験を見つけたのでご紹介します。


ザリガニとうつ状態

我々人間は過剰なストレスに晒されると心を病んでしまいますが、
なんとザリガニも人間と同じくうつ状態になるらしいのです。

というのも、ザリガニ同士でケンカし負けた個体は、しばらくの間神経伝達物質の分泌が減少し、消極的になります。争おうとしなくなり、これはストレスによる鬱状態だというのです。

(参考文献:面白くて眠れなくなる生物学 長谷川英祐著)

元気のないザリヤ

逆に、人間が使用する抗うつ薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)により、活動が積極的になるという実験もあります。

人間が服薬し消化しきれなかったSSRIは排泄され、処理場でも除去しきれず通過しザリガニに届きます。それを取り込んだザリガニは、隠れる時間が減り、エサ探しに繰り出す時間が増え、仲間のザリガニの匂いに無関心になり、大胆で積極的になるというのです。

(科学情報サイト ナゾロジーに論文が載っています)

積極的なザワスケ

セロトニン

うつ病は脳内におけるノルアドレナリンやセロトニンの減少が関係しています。意欲がなくなり不安になりイライラしたり感情が抑制できなくなる…..
この薬は、セロトニンがシナプスから発されたものの、受容体に伝達される前に元のシナプスに再取り込みされ伝わらない状態を阻止しセロトニンの働きを改善させるものです。

神経伝達物質はシナプスから受容体へ放出されるべき。

セロトニンは動植物にはポピュラーな成分で、種によって千差万別な働きをしていますが、たいていポジティブな要因になるようです。エサや交尾相手を見つけた場合に分泌されたり、またエビがセロトニンを注射されるとその個体は優位な個体になるそうです。(Wiki

我々においては感情を安定させてくれますがザリガニには昂らせる働きがあるようです。なるほど〜

まとめ

ザリガニの、情動・本能のみを司る原始的な小さな脳が、我々人間の脳と同じ悩みを抱えていると思うと少し親近感がわきませんか?

何も考えずエサを食べ排泄してケンカして交尾するだけの気楽な生き物かと思いきや、嫌なことにはストレスを感じ、時にはやる気がなくなったり、時には気が大きくなったり、ザリガニも1日1日頑張って生きているのですね。

とりとめもなく書いてしまいましたが、ザリガニにも鬱状態があることに驚いたのでご紹介しました。

ついでに今回のことから、多頭飼いはザリの精神衛生にかなりの影響があり、喧嘩による欠損のリスクもあるので、相性が悪いようだったら、単独飼育の方が良いのかもな、と思ったりなどしました。

以上です。

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