
今日は我が家の初代御三家のザリウスの一生を振り返ります。
ザリウスは2019年6月頃に近所の公園にて糸とスルメで釣り上げました。ちなみに、この時何匹か一緒に連れて来ましたが、右ハサミをザリウスに持っていかれたのがミギー
ミギーはポンポン脱皮して行き急成長したのに対し、ザリウスは比較的ゆっくり巨大化していきました。

穏やかにのびのび成長していったザリウスは、やがて生体になり頻繁に脱走するヤンチャな女性になりました。
そしてある日、単体で飼っていたのに、お腹に卵を抱えているのが判明しました。これは事件です。

2019.6に捕まえてから9ヶ月程。なんか自然界にはそういうこともあるのかな、と深く考えずにいました。
しかし最近調べてみてわかりました、ザリガニは体外受精だと言うことを!受精してから卵を産むのではなく、卵を産んでから受精させるのです。体の外で卵子と精子を合体させます。なのでザリウスが交尾してないのに卵を持っていたのも怪奇現象というわけではありませんでした。なるほど。
しかしやはり交尾はしてないので受精せず、無精卵のまま終わります。仕方の無いこと。

受精していればくっついたままの卵が、どんどんオレンジ色になりボロボロお腹から散っていきます。母になれなかったザリウスの背中が物悲しく見えてこちらも悲しい。
そんな一大事の後、徐々に活動量が減っていき、隠居生活のようゆっくり過ごすようになりました。ザリスにアプローチを受けるも乗り気でなかったり。たまたま捕まえた蛭を水槽に入れても、食べるでもなく仲良く共存したり。
そして無精卵事件から半月、帰らぬザリとなりました。水槽の中で仁王立ちし、脚があらぬ方向にむきながらも立ったまま大往生していました。

季節の変わり目だったり、あまり動かなかったり、エサも食べなかったり。予兆はあったのですが相当ショックでした。
1年と4ヶ月、我が家にたくさんの刺激を与えてくれたザリウス、大好きです!天国でもワサワサ脱走と脱皮を頑張って欲しいです。
ありがとう!
